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2017.07.10

大阪ニュージャパンサウナさまへ研修|リニューアルオープンまであと5日

大阪のニュージャパンサウナさまへ弊社ロウリュマイスター5名と一緒にロウリュ研修に行って来ました。先方のご好意で日本ロウリュ発祥の地にして、ナンバーワンのスパプラザでロウリュを披露させていただく機会をいただきました。

これは、サッカーで言うと、レアル・マドリードの本拠地、サンチアゴ・ベルナベウでサッカーさせていただく様なもので、野球で言うと、NYヤンキースのヤンキースタジアムで野球をやらせていただく様なものです。

ロウリュの研修をニュージャパンさんでお願いしたいと申し出たところ、スーパーバイザーの小池氏が快く引き受けてくださいました。

この動画、手前で「がんばれ、湯らっくす」の額縁を持っているのが小池氏。わざわざ今日のため、くまモンの被り物まで・・・

もう本当に感激でした。お客様の前で我々の拙いパフォーマンスをやらせていただくなんて、何よりの思い出になりますし、勉強になります。

お客様も一緒になって、「がんばれー熊本」とロウリュ中、エールを送ってくれました。お客様と記念撮影まで応じてくれるし、さすが大阪。ノリが違う。

そして、店長の松本氏が、ニュージャパンサウナ秘伝のタオルの振り方を教えてくれました。

これがね、違うんですよ。本当に。優雅でいて、力強い。「バチーン」と決まる音がタオルを降る時に鳴るんです。「決まった〜」って感じです。

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横浜スカイスパさんで教わったやり方とはまた違うタオルの振り方で、みんな初体験にてびっくりしておりましたが、目はものすごく真剣でした。

ありがたいですね。横浜スカイスパさんもそうですけど、こんなの教えてくれない、普通。

更に、「湯らっくすナイト」と題したイベントまで、サプライズで用意してくださってました。

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お土産まで。サウナハットも。この色紙は湯らっくすフロントに飾ります。

何よりも、憧れのお店からの色紙ですからね。大ファンの芸能人とかスポーツ選手とかの色紙を飾るのと同じミーハーな気持ち半分と、この色紙を見て、「じっちゃんの名にかけて・・」じゃないけど、自分を鼓舞するために飾りたい。

ニュージャパンサウナのロゴまで色紙に入ってる。湯らっくすの新しいロゴは、ニュージャパンサウナさんへのオマージュでもあります。日の丸の赤。

本当にね、サウナ協会さんもそうだが、加盟店さん達からお世話になりっぱなし。ちなみにニュージャパンサウナさんが会長です。

横浜スカイスパさん、名古屋・福岡のウェルビーサウナさん。サウナ施設から学ぶことたくさんある。サウナに対する気合いというか愛というか、我々健康ランドやスーパー銭湯とは全然違うんだよね。この方々がスーパー銭湯とかに進出したらどういうのを造るんだろうとちょっと興味はある。

関西地方のサウナさん全般がパワー系のロウリュに対し、スカイスパさんやウェルビーさんは、優雅というか、いかに洗練されたロウリュをやるか系に向かっている。どっちがいいとかはその店の個性。

湯らっくすは、ニュージャパンサウナさんのパワー系かな。自分がいいなと思うのは、ほぼ全部サウナ店ばかりです。刺激になる。

今、日記を書いてる間、その時のスタッフは早速、居残りで、タオルの振り方の練習をしております。

彼らも、かなり刺激になったのでしょう。

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他にもたくさんのお店に寄らせていただきました。

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延羽の湯・鶴橋店

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神戸クアハウス

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神戸サウナ&スパ

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ウェルビー福岡店

どこも名店ばかりです。立ち寄ったお店にも感謝申し上げます。

更に。。

 

今日の日記は長くなります。ええ、長くなります。

 

ニュージャパンサウナとの出会い:

遡ること15年前、改装のため、東京近郊の健康ランド、スーパー銭湯に足繁く視察に行っておりました。「良い」と言われるお店に行けば行くほど、自社の施設の古さばかりが目につくと言う感じでした。装置産業と言われる温浴業は、新しい洗練された施設に客を奪われるのは必然だと思っていました。

そんな時、船井総合研究所の温浴チームの方より、「大阪にニュージャパンサウナというお店があるから、行ってみたらどうですか?」と言われました。当時から温浴チームのニュージャパンサウナに対するリスペクトはメルマガやセミナーで知ってはおりました。

ところで、この温浴チームですが、今やみなさん独立して凄いことになっております。

温浴チームを立ち上げたリーダーの望月氏は、今回の湯らっくすの改装に設計段階から加わっていただき、浴場設計、サウナ設計、脱衣所設計、受付設計、駐車場設計と様々な場所で的確かつ目から鱗の提案をいただき、今回丸っと採用させていただいております。私がまた温浴業界に戻るきっかけを作ってくださった人でもある。

太田氏は、サウナが市民権を得るずっと前からサウナ愛が凄くて、今ではサウナ王として全国メディアで引っ張りだこの状態。無名時代から現場第一主義でした。その才能が広く認知されているのをメディアで見かけると、なんか興奮して、燃える様な気持ちになるのはなんでだろう。

相良氏は、熊本地震の直後、湯らっくすを含む熊本の取引先だった温浴施設のお見舞いにまわられてました。「東日本大震災の時の対応をお伝えしたくて・・」氏の勇気ある行動が、震災の時のボランティア無料に繋がりました。感謝です。

あとは山崎氏。まだ当時新人でしたので、あまりよく当時のことは覚えていないんですが、今や業界の風雲児。お風呂カフェutataneというブランドは衝撃的でした。

余談になりましたが、そういう錚々たる面々から、高いリスペクトを受けていたニュージャパンサウナ。

そんなに凄いなら一度行ってみようと思いました。

 

初めてのニュージャパンサウナ体験記(2003年9月27日):

まず驚いたのが昔デパートとかにいたエレベーターガールの存在。人件費というのは削るものだと思っていた概念がそこでぶっ飛びました。そこから浴室プールサイドでのビキニ姿のウェイトレスさん。そして低温サウナでのストレッチ運動。そうです。前回、湯らっくすが温浴施設で初めてホットヨガを始めたと書きましたが、ニュージャパンサウナさんはそれよりずっと前から低温サウナストレッチを開催しておりました。当時を思い出すと、あの低温サウナストレッチを体験していたからこそ、ホットヨガに可能性を感じたんだと思います。

マッサージ台数は100台?近くあり、8割お客さんで埋まっておりました。また見たことないタイ古式マッサージも普通に人気でした。あまりにマッサージが人気だったので、ロッカールームを潰して足裏マッサージの部屋にされていましたね。

ロウリュサウナもありました。真っ暗で、アロマの匂いがして、いけない大人の世界に突入した気分でした。何より、風呂→おでんバー→アカスリ→休憩所→マッサージ→リラックスルーム兼レストラン。セラピストが次の流れに連れて行ってくれるこのセットで入館料になるシステムが画期的に思えました。日本広しと言えど、このシステムがあるお店はニュージャパンサウナだけです。

それまで、最新の浴場設計やアイテムばかりに目を取られていた自分が恥ずかしくもあり、また興奮して燃える気持ちになりました。「まだ湯らっくすは戦える!アイテムじゃない。人だ!」2003年9月27日(土)は、私の商売観念を180度変えた日で、未だに人を中心としたお店造りが根底にあります。

 

ニュージャパンサウナを真似る日々:

それから湯らっくすでもまずエレベーターガールを真似しようと思いました。エレベーターはないので、コンシェルジェ(ウェルカムガール)を2階受付前に配置しました。おしぼりを配ったり、話し相手をする係です。

「人件費が上がってますよ」と税理士先生に注意されても、「知ったことか。ニュージャパンサウナに近づくんだ!」という思いの方が優っておりました。

無駄を省かない。どうやって真似すればわからなかったので、まず「もったいない」「お金の無駄」というところをあえてやることを自らに課し、お金の使い方の免疫をつけようと思っていました。

無駄の効用というやつでしょうか。エレベーターガールをサウナ施設に置くという発想は、お金・投資に関する感覚を更にディープにしないとできないと思いました。

ニュージャパンさんがそうだったかどうか分かりませんが、この経験は今とても役に立っています。

そして、圧巻だったマッサージ。それまで外注だったマッサージ部門を自社運営に替えました。ここの立ち上げは結構大変でした。タイ古式マッサージはもちろんニュージャパンサウナさんに研修で技術を学びました。10数年経った今も湯らっくすのタイ古式マッサージはニュージャパンサウナ流です。

 

そして今:

2004年当時の改装は、うまくいきました。マッサージ、アカスリ、ホットヨガの3本の矢を中心に改装をしました。ニュージャパンサウナに出会ってなかったら、また違う改装になっていたでしょうし、うまくいっていたか分かりません。

改装後しばらく経ってから、湯らっくすを退社し、8年を経て、去年また湯らっくすに戻ってきました。再建というスリリングな役割をいただき、まず今の温浴業界の現状を知らなければと、ニュージャパンサウナに行きました。迷ったらニュージャパンサウナです。

当時の思い出が蘇ってきました。そして今はサウナブームである事を知りました。びっくりしました。サウナ女子まで登場している! 

ニュージャパンサウナが凄いのは、この日本初のロウリュサウナ、そしてスパプラザのぐるぐる回るコースシステム、カプセルホテル。低温サウナでのストレッチ(ホットヨガ)もひょっとしたら、ニュージャパンサウナが産み出したもの。

日本初のカプセルホテルは実はニュージャパンサウナなんですね。先の東京オリンピックの時の事ですから、50年の時を経てまたにわかに注目を集めております。

日本初がとにかく多いニュージャパンサウナ。

「こういう事を始めましたが、どうですか?お客さん?」

道なき道に道を造り、提案力によって商売繁盛させてるお店はなんの業態のお店でもリスペクトする。

 

あとがき:

この日記書くのに5時間近くかかってしまった。もう文章もとりとめもなくなってきた。何を言いたいのか? ニュージャパンサウナがいかに凄いかを伝えたかったが、伝わっただろうか?

前回の改装ではマッサージ研修に行かせていただきました。今回はロウリュ研修にてお邪魔しました。

当時はマッサージ、今はサウナが中心と、時代の流れを感じます。

節目、節目で教えをこい、それに答えてくれる。感謝しかありません。

いつかニュージャパンサウナさんみたいに、道なき道をぶっぱなしてみたい。

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さて、湯らっくすRise up!

乗るしかない!このビッグウェーブに!