2018.05.24
あと1週間|2018年初夏リニューアル日記:風呂屋で生きて行く
女性の水風呂工事中です。まあ、深いです。
mad maxです。
男性水風呂はここから、ぎゅーんと上に伸びる感じ。
mad max全開です。
女性露天風呂も雰囲気が変わっています。
サイン工事も順調です。
mad maxボタンの原型。これがどう変化するか?
また動くのか?自作品です。
ピンクです。女性休憩室です。
今回のテーマ「mad max」にふさわしいと言えばとてもふさわしい。
新メディテーションサウナを撮り忘れました。これもいい感じで仕上がっています。
今回のチャレンジな要素:
- 女性メディテーションサウナ内にエアロパーツKを自作
- mad maxボタンを自作
- mad maxボタン2m50cmの高さに設置(男性水風呂)
- カンダタの綱で登ってmad maxボタン発動(男性水風呂)
- トルネード・吐水口自作(男女)
- 毎分100リッター以上の「湯らっくすの滝」誕生*mad maxボタンで発動(男女)
- 「湯らっくすの滝」状態の時、虹が発動(男女)
- 日本最深の水風呂171cm(女性153cm)
- 飲める水風呂(男女)
- 水中リクライナー の真下から電気風呂(女性電気風呂)
- クラッシュアイス、サウナ内持ち込み解禁(男女)
- 「大阿蘇の伏流水」水飲み場浴場内に設置(男女)
- 女性休憩室、天井クレイジーピンク
- 女性休憩室、ローラ・アシュレイで統一
- 女性浴場「7エクスペリエンス」(ドイツ・バーデンバーデンへのオマージュ)
- 女性サウナで1日10回のアウフグース・タオルパフォーマンスを披露
- 泥パック完全無料(女性)
- ざるそばの研究(美味しい蕎麦とつゆを求めて)
- 災害用水飲み場をクラウド・ファンディングにて設置(夏予定)
- 値上げせず!(1階、2階)
他にもあったと思うが、とりあえずこんな感じだろうか。
大丈夫なんだろうか?
前回の改装は、絶対うまく行くと確信していましたが、今回は、お客さんに「怒られる」要素もたっぷり。いや、前回も、露天風呂壁ぶち抜きによる浴室内全外気浴化というチャレンジがありました。怒られましたよ、ええ。今回は日大の監督さんみたいに、取り囲んで怒られるかもしれません。
何と言っても、ボタンを押したくても、押せない位置にあるんですから。
それでも今回は、「日本一」、「日本初登場」をたくさん改装内容に入れております。そう、大阪「ニュージャパンサウナ」の運営姿勢に憧れて18年近くの歳月が流れた。守破離の「破」ですね。「ha」。そろそろ先達から頭撫でられる仕事ばかりしていてはいけない。
同世代では、ウェルビーの米田氏がそういう意味では先行しているだろう。彼は正統派。ヨガでいうとインド巡礼して、その文化をちゃんと伝える役割の人。人にはそれぞれ役割があるとはヨガの言葉。フィンランドビレッジ再興とか遠くから、彼の仕事をぼんやり見ている。
水深170cmの水風呂は、チャレンジだと思うが、オリジナルでもないし、正統派でもない。異端児でありたいと思ったこともない。金儲けがしたいのか? まあ、出来ることなら。否が応でも、今後の人生は風呂屋として生きて行くでしょう。だったら本気で風呂を磨きたいよね。
「うちのお風呂いいから、絶対入ってね」なんて今まで言ったことない。自分の商品を売り込んだ経験がない。宣伝活動はするけど、誰か個人的に売り込もうとか今後もないだろう。でも、本気で好きなら磨くよね。靴磨きが趣味だし。自作パーツをたくさん入れ込んだのも、多分本気で今回作る水風呂を愛したいから。「お前ら、そうじゃない。風呂はこうやって磨くんだ。ボタンの周りは歯ブラシで磨け」なんてスタッフに言えるかな。本気で愛さないと無理ですね。
メディテーションサウナを作った。外気浴場を作った。そして水風呂も超絶気持ちいいのを作る。自分のキャリアは風呂屋。あまり格好良くはないけど、生涯続けて行く仕事。
「こいつが稼いでくれるんだよ。ひひひ」なんて言いながら、水風呂を磨いている私。趣味でもお気に入りの靴しかピカピカに磨かない。ピカピカしすぎて、逆に格好悪い時もありますけどね。でも、そうでありたい。だから今回改装に踏み切りました。今、書いていて途中から変なスイッチ入ってそう思った。「自分で風呂磨きをしたいから」
しかし、どんな想いがあろうとも、それがいいか悪いか決めるのは、いつの時代もお客さん。審判の日はあと1週間後。今のところ、ずらっと常連様から囲まれて、苦情を言われている自分の姿しか想像できない。
いや、いける。きっと島耕作も大町久美子と一緒に来てくれる。喜んでくれる。
見事にやってみせる。
さて、湯らっくすMAD MAX!
6月1日午前10時リニューアルオープンです。